勝手に住職

住職の雑記です。

半弓のすゝめ~50点を取る、得点板に名前を載せるためには~

まいどおおきに、住職です。

 

みなさん、的には当たるようになりましたか?いい音させてますか?

そろそろ得点板に名前を書いて、みんなに自慢したくないですか?

 

そんな方の為に、50点以上の得点を出すコツを書いていきたいと思います。

 

単純に考えると、50点という点数は、10本中すべて5点以内に当てなければなりません。

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5点の円は5寸、直径約16.5cm

もちろん8点や10点に当てれば、すべて当てる必要はなくなりますが、3本以上外すと50点は厳しいでしょう。

 

前回、一本ずつ調整する意識が大事だと書きました。

調整するためには

弓の引き具合

上下の調整

左右のひねり

この三つを少しづつ変えていくのですが、一本打つたびに三つのことを考えていてはなかなかうまくいきません。

なので、考えることを一つずつ減らしていきます。

一つずつ固定していく作業をします。

 

まずは弓の引き具合を固定します。

左手を真っすぐ伸ばして、右手は頬骨につける。

これだけで引き具合は安定します。

 

次に固定するのは上下、高さの調整です。

高さは、弓を引いたとき、どのように的を見るか、で調整します。

的は、弓の左側から見て、円が半分になるように見ます。

その時、黒い丸、黒点が弓に巻いてある籐の何段目に来るか。

例えば三段目に来た時に打ってみて、低ければ次は左手を少しだけ持ち上げ、一段目に来た時に打つ。高ければ左手を下げて、五段目で打つ。

上下、高さは籐の何段目で打つ、という点で固定します。

 

左右のひねりの固定は一番難しいです。

ひねり具合というのは数値化しにくいので…

 一言でいえば感覚で調整するしかありません。

その微妙な感覚は、文章で表すことが難しいので、実際に道場に来た時に店員さんに聞いてみてください。

 

ここまでくれば50点を出すのは容易いはず!

 

高山の歴史に名を刻め!