勝手に住職

住職の雑記です。

川越にて「観光客来すぎやろ問題」を考える。

まいどおおきに、住職です。

7月14日
埼玉県の川越に行って参りました。
3連休の初日ということもあり、とても賑わっていました。
高山と違って日本人観光客ばかりなのは立地や観光資源の違いでしょうか?

人混みがこの世で二番目くらいに苦手な私は、街歩きもそこそこにとある古道具屋さんへと避難。
喫茶スペースがあったのでアイスコーヒーを頂きました。

すぐ店の人と喋る癖のある私。
出身が京都で高山に住んでる。と話せば、古いもの好きの店主と昔の街並みの作られ方や神社仏閣の話で盛り上がります。
川越の歴史的背景も勉強させて頂きました。

川越、すごい賑わいですね。
そんな一言から話題はオーバーツーリズムに。
(横文字使うの苦手なのでどなたかオーバーツーリズムの日本語訳教えて下さい。観光客来すぎやろ問題?)

川越は、昔ながらの駄菓子屋が軒を連ねる菓子屋横丁を筆頭に、食べ歩きの観光が人気な場所。
高山でもみだらし団子や飛騨牛など、食べ歩きは盛んですね。
そんな川越ですが、店主によると食べ歩きを制限する動きがあるようです

何故だかわかりますか?

理由は


街が汚れるから

であります。

食べ歩きをするとどうしても容器や包みなどのゴミが出やすい。あとは察してください。
実際街歩いてると結構竹串とか落ちてるんですよね

あと、私が観光地で見るとがっかりする光景
皆さんも見たり感じたりしたことあると思うんですけど
日本全国、何故かどの観光地にもあるお店ってあるじゃないですか?お土産屋さんとか食べ物屋さんとか。
あれに行列ができてたりするとホント何しにその観光地に来てるのか一人ひとりインタビューして回りたくなります。
ああいう店があるだけで個人的には観光地の魅力8割引ですね。75円の小麦のひかりが15円で買えます。
店主に聞いたんですけど、あれってひとつの会社が土産も食べ物屋もいろいろ経営してるらしいですね。(京都の会社だと聞いた気がします。ホンマえげつないことしはるわぁ…)

でもビジネスとして見ると当たり前ですよね。
人がたくさん来てるところに
人が好きな店を作れば
人がお金を落とすわけですから。
でもでもそのお金ってあんまり観光地には落ちないんですよね。しらんけど。

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川越の写真一枚も撮ってないのできれいな蓮の花の写真を載せときます。

高山でも叫ばれるオー…観光客来すぎやろ問題
私も考えてない訳では無かったですが
今回川越に来て、自分が観光客としての立場となって考えてみると
観光側の意識も大切ですが観光側の意識も同じく重要であり考え直さなければならないのでは?
と感じました。

食べ歩きでリーズナブルに名物を楽しむ!のもいいですが、たまにはお店でゆっくり本物を嗜みませんか?
どこにでもあるような店じゃなくて、なんじゃこれ!?みたいな店に飛び込んでみませんか?

エラそうな事書いてますが、私も旅してるときはお金ないので名物食わずに吉野家とか丸亀製麺みたいなどこにでもある店にお世話になってます。おいしいから仕方ない!

観光側の意識を変えるのって死ぬほど難しい気がします。そもそも観光側が変えられるものでもない気もします。
それでも、自分や周りの人くらいは
寂れた純喫茶に突撃して、この世の全ての酸味を凝縮したようなコーヒーを飲んで、カップの底から得た情報だけを頼りに、その土地を本当に楽しむ。
そんな観光をしてほしいものです。