ありがとう蜂の宿
まいどおおきに、住職です。
去年の夏にお世話になったライダーハウス、蜂の宿が閉業されました。
知る人ぞ知る伝説の宿です。
ライダーハウスとは、主に北海道にあるバイク乗り、旅人のための格安宿です。
行けばわかる、と言いたいところですが、叶わぬ夢となってしまいました。
名だたる旅人たち。アスパラ君ともここで出会いました。
ここでは人間として、最もクズな生活が体験できます。
一日の例としては
12時 起床
13時 麻雀開始
15時 釣りに出かける
18時 他の旅人が七輪を用意しているので釣った魚を塩焼きに
22時 宴もたけなわ
24時 消灯まで麻雀
人間として最もクズでありながら、最も満たされた生活です。
このような生活から抜け出すのに、相当な気力を使いました。
蜂の宿での生活は、ある意味では修行なのです。
満たされている状態を捨てる勇気を持たなければなりません。
また来年、と思っていましたが、残念ながらその来年は来なさそうです。
もう一度あの生活を味わいたいという気持ちを捨てなければなりません。
たくさんの出会い、笑い、旅人の心得、美瑛の美しい景色、住職というソウルネーム、カブの可能性、ハエ、ザンギを与えてくれた蜂の宿、そしてマスター
ありがとうございました。また会える日まで。