勝手に住職

住職の雑記です。

高山という地で一年を過ごす

まいどおおきに、住職です。

 

5月11日

高山に来て一年が経ちました。早いですね。

みなさんからは

「え?まだ一年なの?もう50年くらいいるのかと思った」

とよく言われます。それだけ馴染んでる、ということなのでしょうか。

 

柄にもなく一年の振り返り的なことを書いてみようと思います。

一年経つのは早いですが、振り返ってみると意外と、いやめちゃくちゃ長くていろんなことがあった一年でした。

 

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高山を訪れる日、石川県のなぎさドライブウェイにて。

 

去年の五月にバイクで日本一周をしようと京都を出発しました。

その途中、高山に立ち寄り、様々な偶然やタイミングで、長期滞在をすることを決めました。

今思えば、この時の決断がなければ高山に一年も居ることにはならなかったでしょう。決断というよりは、どちらかというと成り行きだったのですが…

 

高山での生活、はじめの三か月ほどは新しい事だらけ、新しい人との出会いだらけで慌ただしく過ぎていきました。

この頃は、高山で冬を越して暖かくなったら旅を再開しようと考えていました。(七月に一か月間、北海道に行ったりはしてました。)

 

秋が深まり、高山の先人達には冬の厳しさを耳にタコができるほど聞かされました。

実際は例年稀にみる雪の少なさでしたが、想像していた以上の寒さ日照の少なさにメンタルはこんな感じにボコボコでした。

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図星の語源は、的の中心の黒点のことらしいです。

 

メンタルボロボロについてはここに書いても誰も何も得しないので書きません。

冬の間、じっくりとこれからについて考えこみました。

何故か高山に移住することを決めた私。

また冬が来るのに…やっぱり変態じゃないか。

 

冬の厳しさとともに、春の訪れの喜びは格別のもの。と聞かされていました。

その通り、今は楽しくて仕方ありません。

この感覚を味わえるなら、また厳しい冬を迎えるのも悪くないなぁ、といった感じです。

次の冬になったらまたつらいつらい言ってそうですが生暖かく見守ってあげてください。

 

簡単ですが高山での一年を振り返ってみました。

これから先の一年、何があるんでしょうか?

全くもってわかりませんが、楽しみなことだらけなのは確かです。