勝手に住職

住職の雑記です。

半弓のすゝめ~80点を取るためには~

まいどおおきに、住職です。

 

今のところ80点代は二人です。

これを読んで、みなさんにもこの二人を脅かすほどの実力を身につけてもらえれば。

 

80点に到達しようか、という人は技術的な問題は特に無いはずなので、言えることは精神的なアドバイスになってきます。

 

射ち方や考え方など、試行錯誤を繰り返すとどうしても点数が伸び悩む時期があります。私もそうでした。少しだけ私の話になります。

 

私がはじめて80点代を出したのは二月の下旬の話でした。

 はじめて過ごす高山の冬、慣れない私は寒さで気持ちまで沈んでいました。

点数も伸び悩んでいた私は射ち方を大きく変えることにしました。

より弓道に近いスタイルへと変えたのですが、最初のころは今まで以上に点数が取れなかったりと、苦しい道のりでした。

二月下旬、少し春の兆しが感じられ、気分が上がると同時に半弓の点数も伸びました。

 

このような浮き沈みを繰り返して80点という世界にたどり着くのだと思います。

逆に言うと沈まなければ80点にはたどり着けないのかもしれません。

ガッツリ沈みましょう!

 

もう少しマシなアドバイスをしておきましょう。

 

呼吸について

呼吸を整えることで矢の飛びはより安定し、同じ場所に当たるようになります。

弓の引き方によって呼吸の仕方は変わるのですが、私の例で言うと

的を見据え、ホッと息をつく、はき出す

弓を持ち上げると同時に息を吸う

構えながらはき出し、一度目よりも大きく息を吸う

弓を引くと同時に息をはき出し、はきながら矢を放つ

 

息を止めるのはおすすめしません。止めることで余計な力が矢に伝わります。

吸いながら射つか、はきながら射つか、自分のスタイルに合わせて決めましょう。

 

 集中力も重要になってきます。

実は半弓の10本という括り、私は本当の弓道よりも厳しいと感じます。

弓道の大会などでは4本で勝負を決めるそうです。

そう考えると半弓の10本というのは大変な数です。

それだけ集中して同じことをしなければならないのですから。

 

特に5~6本目くらいまで調子がいいととても緊張します。

緊張していいことはあまりありません。リラックスした状態で射つことが一番です。

私はよく音楽にノリながら射ったりしゃべりながら射ったりします。

意外とその方が点数が良かったりします。

実際、はじめての80点代も、お客さんと話しながら射ったときに出ました。

 

考えないことが大事です。かといって何も考えずに射っててもダメです。

何事もほどほどに。ということですね。

 

またまた長くなってしまいましたが、80点を取るための話でした。半分くらい私自身の話でしたね…参考になれば幸いです。